先日。
親愛なるアーティストと昼下がり夕暮れ前の某公園でギターと第3ビールでこの世のモノとは思えない程のハッピータイムを過ごす。
実に安上がりである。
陽も落ち、そろそろ帰るかなと。
この時間になると犬の散歩とハイスクールスチューデント達の青春ランデブーが始まるもんだ。
公園のチャリンコ置き場までまあまあの距離がある。
そこへ向かい独り歩く僕が何組のチューのタイミングを乱したかは秤知れないはずだ。
例えばこういう子も中にはいただろう。
「恋に奥手だった君が勇気を出して彼女をデートに誘い出し、陽も暮れナイスなシチュエーションをやっとの思いで手にし、最後の勇気をふり絞り彼女の肩に手を掛けたその瞬間!」
…ホロ酔いのタイラがフラフラと通りかかるのだ…。
今までのナイスシチュエーションが音をたてて崩れ落ち勇気バロメーターが0に戻るのだった…。
少年よ聞いてくれ。俺はただチャリンコ置き場を目指していただけなんだ。
君の邪魔をする気はさらさらなかったんだ。
「しかしどんな理由であれすまなかったな少年よ…」。
とココロで思いながら決して振り向かず、負けるなよの意を込めて右の拳を高々と握り締め、選曲した鼻唄が『はじめてのチュー』だったのは言うまでもない。
青春バンザイ。